進化系VR IPプロジェクト
後に8Puroniclesと語られる
出会いと再会の8つの物語
みなさん、8人のピューロをご存知でしょうか。
サンリオには、
8人のピューロというキャラクターがおり、
彼らはハーモニー星という遠い遠い星から、
35年前に調和を取り戻すために、
地球にやってきました。
そして、ピューロビレッジをつくり、
キティちゃんたちと出会い、友達になったのです。
本作「8Puronicles」は、
過去の8人のピューロに対する
リスペクトを持ちつつ、
新たなピューロキャラクターと
オリジナルのストーリーを創り、
新たな彼らの物語を
バーチャルサンリオピューロランドの
記念コンテンツとして、展開していきます。
すでに8人のピューロを知っている方も
新たに知った方も、
楽しんでいただけるコンテンツになっていますので、
ぜひ、サンリオの歴史とこれからの
バーチャルサンリオピューロランドの日々を
体験いただけましたら幸いです。
ロイハッピー
パルラ
24時間365日、誰でも、どこからでも
遊びに行けるバーチャルテーマパーク!
世界中のみんなとなかよくなれる、
“進化し続ける”テーマパークだよ♪
これは、ハーモニー星という星からやってきたピューロと呼ばれる8人の、
うそかまことか語り継がれる出会いの物語
ある日、輝きのピューロ・ツゥインクルと神秘のピューロ・トワイライトがビレッジを歩いていると、今まで見たこともないばら色の雲を見つけました。ふたりが近づいてみると、雲の中で男の子と女の子が眠っていました。男の子は大きな星を体に結びつけています。女の子は星の杖を持っています。
「こんにちは、あなたたちはだあれ」
トワイライトがやさしくいいました。女の子が目を覚ましました。
「ここはあなたたちの村ですか。つい、眠ってしまったの。私はララ。ふたごの弟といっしょに遠くの思いやり星から来たのよ」
話し声に男の子もねぼけながら、
「むにゃむにゃ、ぼくはキキだよ」
「遠い星からやってきた友達はほかにもいたんだね」
ピューロたちはうれしくなりました。
森の花畑で、音楽のピューロ・メロディは、歌いながら花をつんでいるうさぎを見かけました。
「こんにちは、 うさぎさん」
メロディが声をかけました。ふりかえってにっこりしたしぐさがとてもかわいらしいうさぎです。
「こんにちは。お花があんまりきれいだから時間のたつのも忘れてしまいそう。わたしの名前はメロディ、そう呼んでくださいね」
「うわあ、ぼくとおんなじ名前だ。ぼくたちきっといい友達になれるよ」
ある日、収穫のピューロ・ヤムヤムは、庭のテーブルで、動物たちを招いて、お茶を飲んでいました。そこへ、ひとりの人間の男の子が、友達のいぬや小鳥といっしょにやってきました。
「きみもいっしょにお茶をどうだい」
「ありがとう。とっても楽しそうだね」
陽気なヤムヤムが誘うと、男の子は喜んで仲間入りしました。
「ぼくはたあ坊。どんなことでも一生懸命がんばる主義なんだけど、よく失敗するんだ」
「気にしない、気にしない」
ヤムヤムが、そういってお茶をすすめます。テーブルの上の焼きたてクッキーが甘い香りをたてています。動物たちもヤムヤムのお茶会を楽しんでいます。たあ坊もうれしくなって、ますますにぎやかにおしゃべりが続きました。
ご自慢の船の整備をしていた冒険のピューロ・キャプテンは、水面から体半分をのぞかせている奇妙な生き物に気がつきました。その生き物は視線に感づいて、姿を隠そうとします。
「おーい、 ちょっと待ってくれよ」
キャプテンが呼びかけました。そばへ行ってよく見ると、ウロコやヒレがあって魚のようですが、人のように手足があります。
「地球にきみのようなやつがいるとは、どんな本にも書いてなかったな。
新発見というのはどこにでもあるものだなあ」
キャプテンは手をさしだして握手を求めました。彼の名前はハンギョドン。ユーモラスな外見に似あわず……といっては失礼かもしれませんが、さびしがりやでロマンチストのようです。
発明のピューロ・ティンカーとなかよくなったのは、こだぬきです。素朴で心のやさしいこのこだぬきは、なかなか好奇心たっぷりで、ティンカーがアイディアをねったり試作品を作ったりしていると、いつの間にかそばで見ているのでした。
「お願いを聞いてほしいだす」
あるときこだぬきはあらたまって言いました。
「おいらの名前はぽこぽん。 弟子にしてもらいたいだす」
突然の申し出にティンカーは面くらいました。なんだかくすぐったい気持ちです。
「はははは、ありがとう。でも、先生も弟子もないんだよ、友達になろう。よろしくたのむよ」
時のピューロ・チックタックは、時計をコレクションしていました。目覚まし時計、腕時計、懐中時計、柱時計、鳩時計・・・・・・とにかくありとあらゆる種類があります。それらの時計が、決まった時刻になるとそろって鳴りだすのです。ジリリリリ、ボーンボーン、ポッポポッポ······それでも全体が和音をなしているので騒々しくは聞こえません。いつものように時計の合奏が始まったときのこと。ふいにとびだしてきたのは、一匹のかえるの子でした。
「前にまわって でんぐりかえる
雨の多さに あきれかえる
首をまわして ふりかえる
きんにくもりもり よみがえる
みんなすっかり みちがえる!」
そう歌いながらピョコピョコとコミカルなダンスを披露します。
「こりゃおもしろい!」
思いがけないショーに、チックタックも動物たちも拍手かっさい。
「きみの名前を教えておくれ」
「ぼくはけろっぴ」
けろっぴはえっへん、 胸をはりました。
「きみはすばらしいエンターティナーだ。ごほうびにプレゼントをしよう。また来ておくれ」
ピューロはそう言って、とっておきの時計をひとつ、首にかけてあげました。けろっぴはすっかり得意顔です。
出会う人たちはみんな
ピューロたちにとって
新鮮なおどろきでした。
誰からも愛されているという白いこねこの噂を、キングハッピーは耳にしていました。このこねこがそばにいるときっと幸せになれる、とも聞きました。
「それはきっと、何かふしぎな力を持っているにちがいない。ぜひ会ってみたいものだ」
そうしてキングハッピーは招待状を出したのです。何日かがたちました。
「お客様がお見えです」
そう言われてキングハッピーが部屋に入っていくと、そこには白いかわいらしいこねこが待っていました。赤いリボンがとてもよく似あっています。
「はじめまして、私キティ。どうぞよろしく」
キティはちょこんとおじぎをしました。想像していたような神聖な感じというのではなく、ただもう見る人を自然にほほえませてしまうような愛らしさです。
「うれしいときにはいっしょに喜んでくれて、悲しいときには気持をおちつかせてくれるような、そんな誰かがそばにいれば、みんな幸せになるのかもしれないね」
出会う人たちはみんなピューロたちにとって新鮮なおどろきでした。
「地球に住むもっとたくさんの人たちに会いたい。だからこのふしぎな国を訪ねてきてもらえるように大きな虹をかけよう。虹のふもとには幸せがあるってみんな信じているから。」
キングハッピーはそう言ってキティを抱きあげました。
ピューロビレッジでは喜びのお祭りが開かれます。キキとララが、マイメロディが、たあ坊が、ハンギョドンが、ぽこぽんが、けろっぴが、キティが、
そしてほかのたくさんの仲間たちが歌ったり踊ったり······
虹の
ふもとには
幸せがあるって
みんな信じているから。
世界でたったひとつ、夢の世界へ入っていくことのできるふしぎな村、ピューロビレッジ。そしてこの村は私たちの世界にもつながっていて、誰でも自由にこの世界を行き来することができるのです。
ピューロビレッジの住人たちは、新しいお友達に出会えることを今日も楽しみに待っていることでしょう。